女性医師・育児支援当院の取り組み

女性医師・育児支援当院の取り組み

岩手県の女性医師支援の取り組みについて


 

岩手県立磐井病院はすべての医師の活躍を応援しています

医師の出産・育児とキャリア形成の両立を支援するため、岩手県医療局ではママドクター制度をはじめとした様々な女性医師支援制度を設けています。

さらに当院では医局内に担当係を設置し、皆さんがより活躍できるようお手伝いをしております。

私たちと一緒に働いてみませんか?

質問等ございましたら、いつでもお気軽に御連絡ください。

磐井病院医局・育児支援等担当 麻酔科 叶城 倫子

 

岩手県立病院勤務医師が利用できる出産・育児に関する各種制度


地域枠医師、医療局奨学生の場合

育児関係の各種休暇制度の利用の可否は勤務する医療機関の規定によりますが、

県立病院勤務の場合は前述の全ての制度の利用が可能です。

義務年限履行との関係ですが、原則として出産関係の休暇は義務履行としてカウントされます。育休は義務外となり、育児短時間勤務制度・部分休業は働いた時間分だけが義務履行内となります。(詳細は各奨学金制度の担当者に確認をお願いします)

初期研修中の妊娠・出産について

・90日以上研修を中断すると、初期研修修了認定を受けるために中断分の期間が延長されます。
・岩手県立病院では初期研修医は『会計年度任用職員』であり、初期研修期間中に利用できる休暇制度としては
・産前休暇(無給)    ・つわり休暇(無給)
・産後休暇(無給)     ・部分休業(無給)
・妊婦健診休暇(有給)
・母体保護休暇(有給)
・子の看護休暇(有給)
の特別休暇となります。
*育児休業を取得する場合は、研修中断となります。
*育児短時間勤務、利用できません。

当院で働く女性医師の特徴

常勤医12名、初期臨床研修医6名(2023年4月現在)。診療応援や非常勤、たすきがけ研修という
形で一時的に当院で働く先生もおり、この春女性医師用のロッカーを20台準備しました。数年前まで女性医師は1桁で推移していたことを思うと感慨深いです。医師全体としても女性の占める割合は年々増加してしており、子育てとの両立に取り組んでいる先生も沢山いらっしゃいます。
大学医局の人事による入職が中心ですが、一関市出身者やご家族の異動とともに当院で働くケースも増えています。
妊娠・出産を経た後、育児休業、時短勤務、当直免除などの支援制度を利用しながら、それぞれの子供の年齢や家庭環境に応じた柔軟な働き方が選択できることで仕事を続けることができています。
女性医師の人数はまだ多くはありませんが、その分すぐに仲良くなることができ、患者さんの情報共有や育児に関する情報交換など、診療科の垣根を越えて、公私に渡り良好な関係を築いています。

育児支援担当係の設置(2016年8月~)

医局内に、「女性医師の労働環境の整備・改善」「医師の子育てに関する支援」を目的とした担当係を設置することが医局会で承認されました。

〈主な活動内容〉
各種支援制度の利用を含めた、出産・育児期間中の勤務内容の見直し・改善に関する支援
女性医師休憩室の管理・維持に関する活動
学生対象の広報活動
育児支援(男性医師の育休取得の促進、院内保育所・市内保育施設の概要紹介など)に関する活動

だれもが働き続けられる病院を目指しています

 従来の岩手県医療局の出産・育児に関する支援制度を拡充させる形で2016年に開始された「岩手JOYサポートプロジェクト」は、今年で8年目となります。
育児をしながら勤務を続ける女性医師数は増加傾向にあり、県立病院全体でも20名を超え、女性医師総数も90名を突破しました。
 数年前まで一桁で推移していた当院の女性医師数も、出産後の離職者が減少し、近年は10名前後で推移しております。
 最近では男性医師の子育てに関する相談にも個々の状況を伺いながら対応したり、院内保育所と病院や利用職員間の調整、環境改善も行っております。
 昨年度より出産時の男性の育休取得も本格的に導入されました。
男女関係なく、それぞれの状況にあわせたサポートを利用しながら、仕事にも子育てにも取り組める環境の整備がますます求められるものと考えております。
 今後も、出産・育児、介護など、ライフスタイルが変化しても、職員だれもが働き続けられる病院を
目指して活動して参ります。
興味をお持ちの先生方、学生の皆様、是非一度見学にいらして下さい。
皆様にお会いできることを楽しみにしております。