岩手県立磐井病院

先輩研修医からのメッセージ

先輩研修医からのメッセージ

杣 悠里

秋田大学卒 (出身:岩手県)

H4.4~R6.3臨床研修医 

R6.4~皮膚科専攻医

■上級医や後期研修の先輩方に頼りつつも、自分のやってみたいこと、考えたことを実行させていただける環境があります。


【研修の半分を終えて】

  4月から研修をスタートし1年間様々な診療科で研修をし、経験することの大切さを実感しています。大学では医学の基礎的な知識を学び国家試験に挑みますが、そこからが本当のスタートです。

 1年目の初めは、いざ実際の症例を目の当たりしてもどのような対応をすればよいか、その場で適切な判断を下すことが困難でした。なぜなら、全く同じ状況や病態に出会うことがほとんど無いからです。例えば胸痛の症状ひとつとっても原因はさまざまですし、「なんだか胸がおかしい」「背中までチクチクする」など実際の訴えも多様です。診療のためのコミュニケーション能力も不足しており、患者・その家族・救急隊などから情報を得ることにもなかなか慣れませんでした。

 この1年間は、そのような症例に応じて対応を判断し、その経験を積み重ねることが貴重な経験となりました。磐井病院では上級医や後期研修の先輩方に頼りつつも、自分のやってみたいこと、考えたことを実行させていただける環境にあります。ファーストタッチから診断・治療までの流れを実際に経験し、それに対してしっかりフィードバックをいただくことで、徐々に自信がついてきました。まだまだ救急外来での診察など不安なことは多いですが、より経験値を積むことで、情報整理とアセスメントまでの流れを確立し自分のものにしていきたいと思っています。

 

【研修先を迷っている方へ】

学生時代は自分がやりたいことのイメージがつきづらかったり、実際の診療業務がどのようなものかわからず、将来の検討が難しいと思っている方が多いと思います。わたしも自分がどのように仕事をするのか、学生時代には全く想像かつきませんでしたが、病院見学に参加することで病院全体の雰囲気を感じることができました。磐井病院はスタッフの方がとても親切で毎日過ごしていくのが楽しそう、と感じたこともここを選んだ理由の一つです。

 臨床研修のイメージがつかず、迷っている方、何を基準にして選べばいいかわからない方、より自分に合った研修先を一緒に考えてみませんか?ぜひ病院見学に来て、臨床研修医がどう過ごしているか見てみてください。お待ちしています。

古川 太志

岩手医科大学卒 (出身:宮城県)

H4.4~R6.3臨床研修医 

R6.4~放射線科専攻医

■数多くの様々な症例を経験したい方や手技を多く体験したい方には、当院での研修がオススメだと考えています。

 【研修の半分を終えて】

  初めの4月頃は、分からないことがとにかく多くて何もできないことに日々悩んだり、不安を抱えていました。さらに5月から見習い当直研修が始まりましたが、知識不足もありなかなか思うように診察できないことが多々ありました。1つ上の先輩方をみて「自分は1年後に本当に先輩方のように診察できるのだろうか。」と不安を抱えながら研修は進みました。しかし、研修が始まって11月頃には徐々に病棟管理や当直での対応に慣れていき、少しずつ自信がつくようになりました。

それからこの1年間、外科、総合診療科、循環器内科、消化器内科、脳神経内科、救急科を研修してきましたが、特に力がついたと感じたのは急患への対応力と考えています。磐井病院の当直は軽症から重症患者まで、他にも小児の発熱やマイナー疾患までと本当に様々な疾患を研修医がファーストタッチします。

初めは上記にも記載したとおり不安だらけではありましたが、1年間を終えてある程度自信がつくようになりました。今では磐井病院を研修できてよかったと感じています。

 

【磐井病院を選んだ理由】

 私は放射線科を志望としていますが、実践経験やある程度のプライマリケアが必要だと考えこちらの病院を選択しました。上記でも少し記載しましたが、まず当院の魅力の1つが研修医の間にさまざまな症例を多く経験できるということです。また、他にもさまざまな手技を経験させていただくことも魅力の1つだと考えています。私個人としては、特にCV穿刺を多く経験させていただきました。他にも放射線科志望に関わらず上部消化管内視鏡や胸腔穿刺等も数多くやらせていただきました。

 もし数多くの様々な症例を経験したい方や手技を多く体験したい方には研修する上で当院はオススメだと考えています。

ぜひ見学にいらして下さい!

皆川 雅博

岩手医科大学卒 (出身:岩手県)

H3.4~R5.3臨床研修医 

R5.4~内科専攻医

■2年間の臨床研修は、密度濃くあっという間に過ぎ去っていきました。研修医が様々な場面で主体となって医療に参加できました。



【2年間の研修を終えて】

  2年間の臨床研修は密度濃くあっという間に過ぎ去っていきました。読んで頂いた皆様に磐井病院の魅力について少しでもお伝え出来たら幸いです。

 私が思う磐井病院の研修の特徴は、研修医が様々な場面で主体となって医療に参加できることだと思います。救急外来では軽症から重症まで様々な疾患のファーストタッチを経験でき、2年間の研修を通して重症度の判定や各診療科へのコンサルトまで、ある程度自信を持って行えるようになりました。病棟では上級医の先生に相談しながら検査結果をもとに治療方針を考え、時にはご家族への病状説明を行います。各診療科では丁寧に指導を受けながら、様々な検査や手術の術者も経験できます。研修医の時から医療の中心に立って活躍できるのは大きな魅力の一つだと思います。患者さん達も優しく接してくださり、多くの事を学ぶことができます。

 また、自身の希望診療科次第では1年次の時から術者も経験できます。消化器内科に興味があった私は内視鏡の術者も多く経験させて頂きました。

 やる気がある分だけより多くの事を学べる病院だと思います。

 

【消化器内科を志した理由】

 学生時代から消化器内科に興味があり、研修期間中に上部・下部内視鏡検査の術者を経験させて頂き、もっと極めたいと感じたことがきっかけです。

 急性期から慢性期まで様々な形の医療を実践でき、消化管という幅広い臓器について学べることも魅力的でした。研修2年目の2-3月は後期研修にむけて内視鏡検査だけでなく、採石やポリープ切除という治療の術者も経験させて頂き、忙しくも充実した研修ができました!

 

【研修先を迷っている方へ】
  1. 研修医の時から多くの事を経験したい。
  2. 身体を動かして学びたい。
  3. 診療科がまだ決まっていないまたは希望する診療科が磐井病院にある。

1~3のどれかに当てはまる方には、磐井病院を強くお勧めします!


【2年間を磐井病院で研修してみて】
学生時代、志望科を特に決めていなかったため、診療科が多いこと、交通の便や先輩の伝など、色々なことを考慮した結果、磐井病院での研修を選択しました。
 初めは病棟で何をしたらいいのかわからない、緊張しっぱなし、採血すらできない、と自分へのやるせなさで日々疲労困憊しておりました。5月からは救急当直研修も始まりましたが、勉強不足が相まって、「本当に患者さんをまともに診療できる日が来るのだろうか」と不安を抱えて研修をスタートしました。
 研修ローテートでは、メジャー内科からマイナー外科まで様々な診療科を回らせて頂きました。診療科毎にどのようなことを気にして、どのようなことを見ているのかをじっくり観察し学ぶ機会は、今しかありません。それに加えて、診療科特有の手技に関わることで、自分が今後の診療における幅が広がったと感じております。
 救急当直では、救急車、ウォークインに関わらず、ファーストタッチで診察することができます。2年間終えた今でも、救急当直はやっぱり不安だし、間違いのないことを行えているとは言えないのが現実です。しかしながら、診察技術やこの患者さんは危険な状態にあると判断する能力は、格段に上がったと言う自信はあります。

【初期研修終了後】
 磐井病院で後期外科研修を行うこととなりました。先生方の日々の診療姿へ憧れ、手術への興味もあり決定しました。
 磐井病院できっと自分の目指したいと思うところが見つかるはずです。

まずは一度見学にいらして下さい!

 

 

【医学生の皆さんへ】

皆さんこんにちは。 学生の方々は将来どこの病院を研修先にするか、どの病院なら後悔をしないか悩んでいることと思いま す。専門医制度が始まったばかりで、大学病院など大規模な病院から研修をスタートさせたい。ハイパ ー過ぎると身が持たないけど、そこそこのプライマリケア能力は身につけたい。レベルが高い病院で頑張り たいけど、怖い先生ばかりの所は避けたい。・・・などなど、挙げたい条件は尽きないと思います。
  当院は岩手県南にある中規模の病院で、周囲に大規模な病院が無いことからも2.5次救急のよう な診療範囲となっております。ローテートの診療科によっては毎日ハイパーに働くこともあるし、当直も日 によっては眠れない日もあります。ですが、そういった初期研修医としての苦労は、どこの施設でも同様 と思います。当院は先生方を初めとし、看護師さんなど多職種の方たちも優しく接してくれます。何より 患者さん達の懐が大きく、一人の「先生」として扱ってもらい、日々多くのことを勉強させてもらえます。 土地柄も相まって、人間関係にあまり困らない病院です。
  研修の自由度も高く、当時志望科を内科 に決めていた私でも、2年間で9割方の診療科をローテートさせて頂き、各診療科のプライマリケアに ついて学ぶことが出来ました。 近年、初期研修制度は改定され続け、いずれの病院も初期研修が終わる頃には、一定の力が付く ような良いプログラムを有しております。どこでも良いとは言いませんが、ある程度選べば失敗とはなりま せん。そんな中でも当院は、将来やりたい事が決まっていない、広範囲の領域をざっくりor/&深く学び たい、人間関係にストレスを多く感じたくない、といった方におすすめ出来る病院ではないかと思います。 皆さんの思い描く条件にいくつ該当するかは分かりませんが、もし初期研修先を迷ってどうしようもない 時は、ぜひ一度見学来てください!

【2年間を磐井病院で研修してみて】

この2年間で力がついたと思うことは急患対応です。磐井病院の当直は全科当直なので、内科、外 科、小児科を万遍なく診察することになります。また、軽症のwalkinから2次救急まで(実際は3 次救急で診るような重症例も来て3次救急の病院へ搬送になることもあります)幅広い症例を診る ことができます。また、ほとんどの症例を研修医がファーストタッチで診ます。当直に対して初めは不安も ありましたが、2年間の初期研修を終えて、初期対応から各科へのコンサルトまで、ある程度自信を 持ってできるようになったと思います。研修で当直を頑張りたい、プライマリ・ケアの力をつけたい、いろい ろな症例を診たいという方にはオススメの研修病院です。 磐井病院の良いところは研修医にいろいろ経験させてくれるところです。本で学べることもありますが、 やはり実際に手を動かさないと学べないこともたくさんあります。自分は外科志望ということもあって、研 修医のうちから執刀もさせてもらえました。外科以外にも整形外科や産婦人科、耳鼻咽喉科でも執 刀することができました。やる気があれば、何でも経験できる病院です。

【これからの目標】
私は3年目東北大学外科専門研修プログラムに入り、引き続き磐井病院で外科研修をすることに しました。2年あるいは2年半、磐井病院で外科症例を積み、東北大学で外科専門医取得に必要 な残りの外科症例を経験し、外科研修3年目の終わりに外科専門医を取得する予定です。 外科志望の方には非常にオススメの病院ですが、内視鏡検査や各科の専門外来も研修医主体でさ せてもらえるので、実践を積みたい外科以外の志望の方にも良い病院だと思います。3年目の縛りも なく、他院の専門研修プログラムに入る方も多く、3年目の進路の選択肢が自由というのも磐井病院 の良いところかもしれません。

【磐井病院を選んだ理由】
上記の通り、研修医にいろいろ経験させてくれる、外科研修が充実している、診療科が多いなどが選 んだ理由です。その他にも、仙台へのアクセスが良いことや病院が新しく、宿舎などの設備が整っている こと、給与や学会・講習会参加の補助など待遇が良いことも選んだ理由です。2年間の研修を終えて、 磐井病院で研修をして本当に良かったと思っています。 磐井病院での研修に興味のある方は、ぜひ見学にいらして下さい!!

 

【2年間を磐井病院で研修してみて】

岩手の地域の病院なので、医師が大勢いて余っている訳でなく、でも拠点病院なので科はそろってい るので、指導経験豊富な指導医はしっかりいて、研修をするには丁度良い忙しさの病院だと思っていま す。 日当直や夜間の各科の当番は初期研修医が対応することで回っているところもあり、初期研修医 の活躍する機会は豊富にあると思います。初期研修医のうちの一番始めは右も左も何もわからない 状態からのスタートでしたが、指導医の先生方から、各科の診療について丁寧に教わり、慣れてくると 自分自身で、診療を組み立てられるようになます。一人でやれる様になってきても、自分のしたことに 関しては指導医からフィードバックはきちんとあり、研修の場としては理想的であったと振り返ると思えま す。 病院の規模としては中規模病院となりますが、地域の中核病院であるので、症例の幅として経験で きるものは数多くあります。特に救急外来の患者のファーストタッチは研修医に任されることが多いので、 まず患者を診るという基本姿勢は身につくと思います。その姿勢がないとわからない患者は診ないとなっ てしまい、医師として成長できる部分を自分で縮めてしまうことになると思います。 初期研修医の2年間は医師としての土台づくりの期間であり、その期間を磐井病院で過ごしたこと は、充実した研修をできたと思っています。

【思い出深いこと】
初期研修医として働いて半年くらい経った時のこと。急性心筋梗塞の患者さんを診察中に、その患 者さんが目の前で突然意識消失して、モニターがフラットになり、心肺停止になったとき、自分は目の 前で何が起こったがわからずにただ立ち尽くしていたことを覚えています。目の前での急な出来事で、対 応が頭に浮かんで来なかったのです。上級医の先生が、すぐにやってきて「心マ!心マ!」と大きな声で 言ってくれて、はっと我に戻った感じがしました。 医師の仕事は患者さんが急変することもあり、初期研修医のうちからその場に居合わせる可能性は 0でありません。その経験をしてから、急変時の対応はしっかり頭に入れておこうと決めました。医師は 予想できる最悪の事態に対しても対応を考えておかなければいけないと思うようになりました。そのとき は何もできなくて、無力感を味わった経験でしたが、その後の自分の医師としての成長には役に立って いると思っています。

 
時に忙しく働き、時に遊び、時には海外逃亡を
病院の規模として医師や看護師さん、技師さんなどの距離が近く、気軽にお願いができたり、たくさんのことを教わることができる雰囲気がとても居心地が良く、磐井病院を研修先に選びました。また、積極的に手技をやらせようという方針も選ぶポイントとなりました。

磐井病院での二年間はあっという間で、とにかく駆け抜けたという感じです。働き始めたときは、病院に慣れるので精一杯でしたし、ローテートした科ごとに勉強することがたくさんあり、いつの間にか時間が過ぎていました。緊急手術や病棟での患者さんの急変時などが重なったときには、かなりヘロヘロになりましたが、適宜当番を免除してもらったりしながら休みも確保できました。そして、夏休みは毎年海外逃亡をさせてもらい、普段は忙しい反面、おもいっきりリフレッシュすることもできました。

学生の間は人生経験を豊富にするためにもたくさん遊んでほしいと思います。そして、国家試験が終わり、医師としてのスタートラインに立ち、初期研修の二年間はおもいっきり仕事に打ち込める当院のような環境で、私たちと一緒に医師としての経験を積みましょう!

 

 

 
確かな指導に支えられながらしっかり経験

 私の大学は5年生の時に関連病院で実習する機会が何度もあったため、研修の候補と考えていた病院を積極的に選択しました。関連病院以外は部活との兼ね合いもあったため5年生の冬から6年生の夏にかけて見学しました。病院選びは情報誌や合同説明会の参加も大切だと思いますが、実際に見学に行って先輩研修医の話を聞き、病院の長所や短所を知ることが大切だと思います。

 その中で私が磐井病院を選んだ理由は、実際に体を動かしなから研修ができると聞いていたからです。初期研修医であったとしてもやる気があれば、例えば外科なら鼠径ヘルニアや急性虫垂炎の術者となれますし、消化器内科なら内視鏡もたくさん経験させてもらえます。決して放任されるわけではなく、じっくり指導してもらえるためとても勉強になります。自然と責任感や緊張感も出てくるためモチベーションも維持できます。

選んだ理由は見て感じた“直感“!

こんにちは!

初期研修医1年目の清水忠史といいます。

6年生のみなさんは部活にマッチング、卒業試験、国家試験・・・と悩みが多い時期ですね。

初期研修先は自由に選べる分、候補が多すぎて迷ってしまいます。将来の希望科がある程度絞れている方は、診療科や症例数、設備など考慮してイメージを持ちやすいでしょうが、そうでない方はなかなか難しい選択ですよね。

初期研修の2年間を学生の延長にはしたくない、なるべく実践的にプロの医師としての力が付くような環境を選びたいと考えていました。その上でいくつか病院見学に行きました。磐井病院を選んだ決め手は何かといえば、見学の際の研修医や指導医の先生方、スタッフのみなさんの接し方や、病院全体の雰囲気が“なんとなく”自分に合っている気がしたからです。働いてみて、“なんとなく”感じた直感の通り、みんながやさしく非常に働きやすい環境だと実感しています。近くには世界遺産に登録された平泉(中尊寺など)があり、観光地へのアクセスもよいですよ。

まずはぜひ、磐井病院の雰囲気を感じに“なんとなく”いらしてください。

スタッフ一同お待ちしております!